全国の温泉 外湯めぐりの温泉地8選

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浴衣で温泉街を歩いて、共同浴場をはしごする——外湯めぐりには、部屋の風呂とは別の楽しさがあります。
そして外湯めぐりの街には、「泊まった人だけの特典がある街」と「誰でも気軽に巡れる街」の2種類があります。この記事では、外湯めぐりが楽しい全国8つの温泉地の仕組みと料金を、各地の観光協会・自治体・旅館組合の公式情報(2026年8月時点)で整理しました。


先に結論:泊まる価値が大きいのは城崎と渋温泉

  • 泊まると外湯めぐりが変わる:城崎温泉(宿泊者は外湯めぐり券が無料)/渋温泉(9つすべてを巡れるのは宿泊者だけ)
  • 誰でも気軽に巡れる:野沢温泉(13の外湯が無料)/道後温泉(3館+スタンプラリー)/別府温泉(市営17施設)/長湯温泉(無料のガニ湯)/湯原温泉(24時間無料の砂湯)/山中・山代温泉(総湯めぐり)

泊まると外湯めぐりが変わる温泉地

城崎温泉(兵庫)|宿泊者は外湯めぐり券「ゆめぱ」が無料

7つの外湯で知られる城崎ですが、いま営業しているのは5湯です(さとの湯が長期休業中、鴻の湯は2026年10月30日まで休館。休館中はまんだら湯が定休の水曜も臨時営業)。外湯は1回大人800円、日帰り向けの1日入り放題券「ゆめぱ」は1,500円。宿泊者はチェックイン時に宿で無料の「ゆめぱ」を受け取れて、滞在中は営業中の外湯に何度でも入れます(豊岡市の公式案内では翌日13時まで・一部の旅館を除く。有効時間は宿ごとに違うので予約時に確認を)。

▶ 宿選びは城崎温泉のエリアガイド

渋温泉(長野)|9つすべてを巡れるのは泊まった人だけ

一番湯「初湯」から九番湯「大湯」まで9つの外湯が並びますが、九湯めぐりができるのは渋温泉の宿泊者だけ。宿から専用の鍵を借りて、6時〜22時に無料で巡ります(清掃の時間帯は入れません)。各宿で売っている祈願手ぬぐいに湯ごとのスタンプを押し、最後に渋高薬師へ参詣すると満願成就という遊びも。日帰りで入れるのは九番湯・大湯のみです(10時〜17時・大人800円・観光案内所などで入浴券を購入)。

▶ 宿選びは湯田中渋温泉郷のエリアガイド


誰でも気軽に湯めぐりできる温泉地

野沢温泉(長野)|13の外湯がすべて無料

大湯・河原湯など13の外湯が温泉街に点在し、料金は無料(各湯の賽銭箱に寸志を入れる仕組み)。江戸時代から続く「湯仲間」の制度で村の人たちが維持している、地元の共同浴場です。利用時間は湯ごとに違い、大湯は朝5時(12〜3月は6時)から夜23時まで。地元の生活の場でもあるので、マナーを守って入りましょう。

▶ 宿選びは野沢温泉のエリアガイド

道後温泉(愛媛)|3館めぐりでスタンプラリー

道後温泉本館・飛鳥乃湯泉・椿の湯の3館がすべて営業中。料金は館ごとで、本館は大人700円から(2階席・個室など階層別)、飛鳥乃湯泉は610円から、椿の湯は500円です。公式の「湯めぐりスタンプラリー」があり、1ヶ月以内に3館(または2館)を巡ると記念品がもらえます。

▶ 宿選びは道後温泉のエリアガイド

別府温泉(大分)|市営17施設、街全体が銭湯感覚

別府八湯のエリアに市営温泉が17施設。宿泊者特典のような制度はなく、観光客も地元の人も同じ料金で入れる「街全体が銭湯」型の湯めぐりです。明治12年創設の竹瓦温泉は大人300円(6:30〜22:30・第3水曜休)、名物の砂湯は1,500円。なお明礬温泉の鶴寿泉は泉源の不具合で2020年から休業中です。

▶ 宿選びは別府温泉のエリアガイド

長湯温泉(大分)|川の中の無料露天「ガニ湯」

芹川の川中にある露天「ガニ湯」は無料・24時間入れます(混浴・脱衣は橋の下・川の増水時は利用不可)。市営の療養文化館「御前湯」は大人700円(市外料金・6時〜21時・第3水曜休)で、貸切家族風呂や回数券もあります。夜や早朝のガニ湯に入りやすいのは、歩いて行ける距離に泊まった人の特権です。

▶ 宿選びは長湯温泉のエリアガイド

湯原温泉(岡山)|ダム直下の砂湯は24時間無料

湯原ダムの直下、川底の砂から湧く露天「砂湯」が無料・24時間開放されています(混浴。清掃の時間帯は入れません)。こちらも深夜や明け方の静かな時間に入れるのは泊まった人ならではです。

▶ 宿選びは湯原温泉のエリアガイド

山中・山代温泉(石川)|加賀の「総湯」文化

加賀温泉郷では外湯を「総湯」と呼びます。山中温泉の総湯「菊の湯」は大人460円(6:45〜22:30)。観光協会のサイトには旅館組合加盟旅館の宿泊者は入浴料半額という案内もあります(適用条件は宿で確認を)。山代温泉には総湯(500円)と、明治時代の湯屋を復元した「古総湯」(700円・カランやシャワーのない入浴体験型)の2つがあり、共通券は1,000円です(いずれも第4水曜は午前休)。

▶ 宿選びは山代温泉のエリアガイド


出かける前の確認点

  • 休業中の外湯があります(2026年8月時点):城崎のさとの湯(長期休業)と鴻の湯(10月30日まで休館)、別府の鶴寿泉(休業中)。おでかけ前に各公式サイトで最新の営業状況を確認してください
  • 料金・営業時間は変わることがあります。この記事の数字は2026年8月時点の公式情報です
  • ガニ湯(長湯)と砂湯(湯原)は混浴です。着るものの選択肢がある混浴の宿は湯あみ着で入れる混浴温泉の宿9選にまとめています

※料金・営業時間・休業情報は2026年8月時点の各地の公式サイト(観光協会・自治体・旅館組合)の記載に基づきます。変更される場合があるため、おでかけ前に最新の案内をご確認ください。