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ブナの森の奥、茅葺き屋根の建物の前に、乳白色の露天風呂が広がります。
昔、傷ついた鶴がこの湯で傷をいやしていた、と伝わる温泉です。
秋田県仙北市の乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)にある「鶴の湯温泉(つるのゆおんせん)」は、地元の猟師が、傷ついた鶴が湯で傷をいやしているのを見つけたことから、その名が付いたと伝わります(鶴の湯温泉公式サイト)。
江戸時代には、秋田藩の殿様も湯治に訪れました。
名前の由来は「鶴」
公式サイトによると、地元の猟師・勘助(かんすけ)が猟をしていたとき、傷ついた鶴が湯で傷をいやしているのを見つけ、そのことが「鶴の湯」という名前に残ったといいます。
殿様の警護の武士が詰めた「本陣」
寛永15年(1638年)、二代目の秋田藩主・佐竹義隆(さたけよしたか)が湯治に訪れたとされています。
そのとき警護の者が詰めた建物が、いまも残る茅葺き屋根の「本陣」です(公式サイト)。
茅葺きの屋根は、数十年ごとに葺き替えています。
地元のススキを使い、「茅手(かやで)」と呼ばれる地元の職人が作業するそうです。
一般の客を泊める湯宿としての記録は、元禄時代(1688〜1704年)から残っています。
本陣の部屋には、囲炉裏(いろり)や灯油ランプがあり、テレビなど音の出る電化製品は置いていません(東北観光推進機構)。
50メートルの中に、4つの源泉
鶴の湯の半径50メートル以内に、泉質の違う4つの源泉が湧いています。
「白湯(しろゆ)」「黒湯(くろゆ)」「中の湯」「滝の湯」と呼ばれています(公式サイト)。
名物の混浴の露天風呂は、乳白色の白湯です。
湯船の底から源泉が湧き上がる「足元湧出(あしもとゆうしゅつ)」の温泉で、女性用の露天風呂も乳白色です(東北観光推進機構)。
泊まるには、電話で予約
鶴の湯温泉(本館)の宿泊予約は、半年前から電話だけで受け付けています(東北観光推進機構)。
日帰り入浴もできます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50 |
| 名前の由来 | 猟師の勘助が、傷ついた鶴が湯で傷をいやしているのを見つけた |
| 歴史 | 寛永15年(1638年)に秋田藩主・佐竹義隆が湯治。警護の者が詰めた茅葺きの「本陣」が残る |
| 源泉 | 半径50m以内に4つ(白湯・黒湯・中の湯・滝の湯)。混浴露天は乳白色の白湯 |
| 宿泊の予約 | 半年前から電話のみ(0187-46-2139) |
| 日帰り入浴 | 大人700円・小人300円(タオル200円)。毎週月曜は風呂の清掃日(月曜が祝日なら近い平日)。時間は宿に確かめる |
| 行き方 | JR田沢湖駅から乳頭温泉行きのバスで約40分(1時間に1本)。宿泊客はアルパこまくさバス停まで送迎あり(駅に着いたら乗るバスの時間を電話で伝える) |
泊まるなら|楽天トラベルで予約できる乳頭温泉郷の2軒
鶴の湯別館 山の宿|本館の鶴の湯にも無料で入れる
鶴の湯温泉の1.5キロ手前にある、曲がり屋風の木造平屋の別館です(公式サイト)。
全10室です。楽天トラベルの宿の紹介では、乳白色の温泉と囲炉裏の郷土料理に加えて、本館の鶴の湯の温泉にも無料で入れると案内しています。
アルパこまくさバス停から送迎車で約10分です(要予約)。

鶴の湯別館 山の宿
- ★4.92(55件)
1泊 17,600円〜
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休暇村 乳頭温泉郷|バス停の目の前、ブナ林の宿
ブナ林に囲まれた宿です(全38室)。
田沢湖駅から乳頭温泉行きのバスに乗り、「休暇村」バス停で降りてすぐです。

休暇村 乳頭温泉郷
- ★4.55(556件)
1泊 18,600円〜
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ほかの宿は乳頭温泉郷のおすすめ宿7選に、車を使わずに行く方法は乳頭温泉郷を車なしで楽しむ宿選びにまとめています。
まとめ
- 秋田・乳頭温泉郷の「鶴の湯」は、猟師が、傷ついた鶴が湯で傷をいやしているのを見つけたことから名付けられたと伝わる
- 寛永15年(1638年)に秋田藩主・佐竹義隆が湯治に訪れ、警護の者が詰めた茅葺きの「本陣」がいまも残る
- 半径50m以内に泉質の違う4つの源泉。名物の混浴露天は、底から湧く乳白色の白湯
- 本館の宿泊は半年前から電話のみ。楽天トラベルで予約できる別館「山の宿」は、本館の湯にも無料で入れる
※この記事は2026年10月21日時点の鶴の湯温泉公式サイト、東北観光推進機構、楽天トラベルの宿の情報に基づきます。温泉の効き目については書いていません。
出典
- 鶴の湯温泉「鶴の湯温泉のご案内」(猟師・勘助と傷ついた鶴・寛永15年の佐竹義隆の湯治・本陣は警護の者が詰めた建物・茅葺きの葺き替え・元禄時代からの湯宿の記録・半径50m以内に4つの源泉)
- 鶴の湯温泉「温泉」(白湯・黒湯・中の湯・滝の湯・日帰り入浴の料金・月曜の清掃日)
- 鶴の湯温泉「交通案内」(田沢湖駅から乳頭温泉行きのバス・1時間に1本・アルパこまくさまでの送迎)
- 鶴の湯温泉「山の宿のご案内」(本館の1.5km手前・曲がり屋風の平屋)
- 東北観光推進機構「鶴の湯温泉」(乳白色の白湯の混浴露天・足元湧出・女性用露天も乳白色・本陣の囲炉裏と灯油ランプ・宿泊予約は半年前から電話のみ・田沢湖駅からバス約40分)
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